相談室Q&A

レインボー高知のストレートアライの方に質問です。
アライになろうと思ったのはなぜですか?


私は58歳 ストレートアライです。

私がこのことに関わり始めた動機はいくつかあります。直接のきっかけは、知人から仕事関係で当事者を紹介されたことでした。

その後、その当事者の方が職場や家庭で苦しんできた経過や現に職場で苦しんでいるという話を聴いて、黙ってはいられなくなり、レインボー高知のような会を作って、世の中を変えることで、その方の苦しみが少しでもとれたらと言う思いを持ったことです。

またその方の苦しみの原因は、その方のご家族の理解が十分に得られていないこと、またそのご家族自身も苦しんでいることにあると思いました。世の中が変われば、その方のご家族も自分の家族(当事者)のことを否定的な見方をしなくてもよいのだと思えるようになるのではないかとも思ったことでした。他の動機としては、それ以前から、世の中の矛盾や社会の不適切な状況に対しては、これを良くしたいという思いをもって、他にも様々な会の活動を行っていました。

私はリハビリテーション科の医師をしております。rehabilitationとは「re=再び、habilis=ふさわしい・適した、ation=名詞化する接尾語」すなわち、「ある人がその人らしくない状態にあるとき、再びそのひとらしい状態にすること」です。「全人間的復権」と訳されています。セクシュアルマイノリティの問題は、単に社会的な問題であるだけでなく、体と心とに関係する問題でもあり、医療が一緒になって考えるべき問題であろうと思っています。主に、精神科、泌尿器科、産婦人科が関わることが多いとは思いますが、上記のような意味でリハビリテーション科も一緒になって解決することが必要だであるとの思いからも、アライになって当事者の方々の思いを共有したいと考えています。まだまだ勉強中です。


息子が同性愛者であるとカミングアウトしてきたらどのような言葉をかければいいでしょうか?


初めまして。ご質問ありがとうございます。
20代FTMトランスジェンダーです。

息子さんがゲイであるかもしれないとのことで、相談者様も悩んでいらっしゃるかと思います。
ですが、相談者様が悩んでいるのと同じかそれ以上に息子さんも悩み、カミングアウトをするかどうかを考えているのだと思います。
きっと息子さんは、
「自分がゲイだと知ったら否定をされるのではないだろうか」
「自分がゲイだったら結婚はできないし、親を悲しませることになるかも」
といったような不安を抱えていらっしゃるのではないでしょうか。

性的マイノリティ当事者にとっては、「カミングアウトは命懸け」と言っても過言ではありません。
カミングアウト後に絶縁をされたり、家族に自分が当事者であることを受け容れてもらえなかったショックで精神的に参ってしまう方もいます。
実際に、家族へのカミングアウトのリスクは、友人などにカミングアウトをする場合よりもかなりハードルが高いと言われています。
例えば、友人にカミングアウトしたことを拒絶された場合は、その友人との関わりをなくせば大丈夫だとは思うのですが、それが家族となれば話は変わってきます。
もしも、受け容れられなかったら…という不安はかなり大きいです。

そんなリスクを伴う状態で、仮に息子さんからのカミングアウトを受けた場合、まずは打ち明けてくれたことに対して「ありがとう」という言葉をかけてあげることが大事なのではないかと私は感じます。
カミングアウトは、する側もされる側も緊張することです。
勇気を振り絞って打ち明けてくれたことを受け止めてもらえたら、息子さんもきっと安心できると思います。

相談者様も緊張されると思いますが、どうか息子さんとの関係がうまくいくことを祈っております。
また、何か不安な点などありましたら、いつでも投稿フォームにご相談ください。
読んでいただきありがとうございました。

 


30代レズビアン(♀)

ご相談ありがとうございます。

わたくしには同性のパートナーがいます。同棲するにあたり、そのパートナーの母親にカミングアウト兼ご挨拶をしにいった経験談をさせてもらいます。以下、パートナー母の言葉です。
・うすうす自分の娘が同性愛者だとは知っていた
・「はいそうですか」とは認められないが、もう良い大人なのだから、当事者たちがしたいようにするしかない
・近所に何と言えば良いのか
・孫の顔が見れなくなった
覚悟の上でしたが、厳しい言葉でした。けれど、受け入れられないお母様の気持ちも含めお付き合いを続け、10年の時がたちました。少しずつ、パートナーのお母さんの口から「うちの娘はエルジービーチーやき」という言葉を聞くようになってきました。完全に受け入れることは難しくとも、あなたさまの息子さんの幸せが1番であり、理解しようというお気持ちさえあれば、少しずつ何かが変わってくると思います。
もし本当に息子さんがゲイであっても、どうか嘆かないで下さい。カミングアウトされた際には、必ず「理解しようと思う」という気持ちを前提に、率直なお気持ちを息子さんにお伝えしたら良いのかなと思いました。長文になりましたが、参考にしていただければ幸いです。


55歳 FTM です。
始めまして、 お家族様の 息子さんに対する カミングアウトを受け入れようと ご質問してくれる事に 当事者として うれしく思います、 ありがとうございます。
息子さんが勇気を振り絞り ご自分の意思でご自分の言葉で お家族様に カミングアウト するのですから、 お家族様の方も戸惑い勇気がいることと思いますが、 伝えてくれてありがとう分かったよと 前向きに 受け入れたという言葉をおかけいただければと思います。 ちゃんと聞いてくれただけで 嬉しいと思います。
少し当事者よりの意見になってしまいすみません。


トランスジェンダー(戸籍上は男性)の知人がいます。
知人は好きになる相手は女性と言います、
心が女性なら好きになる人は男性になりませんか?


50代(MtFからのMtX)

私の例や知人の例では、自認する性と恋愛感情の向く性が一致するトランスジェンダーは多いです。 男性の場合、恋愛結婚後に性自認の解放を目指し、表現として女装やメイクを始めながらトランジション(自認するジェンダーへの移行)を始める人もいます。
結果は妻や職場の理解によりますが、失職や離婚で破綻する方、上手く乗り越え婚姻を保っている人もいます。
さて、好きになる性というのは、理性では抑えきれない恋心の衝動がどちらの性に向くか、あるいは両方に向いたり、向かなかったりするもので、性自認とは別の感覚だと思います。
つまり自分では指向する相手への心の衝動をコントロールできません。
対して、性自認は自分が何者であるかということと、性表現の強度も人それぞれにあります。
トランスジェンダーにとっては異性装が絶対的なものでもないし、そこにはファッションの趣味や嗜好性、美的感覚がかなり影響すると感じています。
マイノリティで異質な部分を表現しながら、住む地域や社会でポジティブに共存を求めて行くには、かなりの心労を要します。 そこを察してあげてください。
私の場合、自認の性表現としては異性装を楽しむことができない性分である(不細工な女装姿にがっかりするのが嫌)というタイプや、とにかく女装することで精神が落ち着く当事者も多くいます。
服装は時のファッションで大きく変わります。
私たちは社会が勝手に当てはめた男装女装が当たり前だとすり込まれているです。
例えば、袴は洋装ならロングスカートの様なものでしょう。 
男性はズボンやスラックス以外はおかしいという思い込みは現代社会が勝手に作り上げたものです。
対して、女性のほうが男装を模倣するファッションが多いのはなぜでしょうかね?
女性はスカートじゃなければならないと押しつけますか。
今では性自認が男性なのに女装生活する女装男子もいるし、ファッションのジェンダーレス化も進んではきましたが・・・。
寄り道が過ぎました。生まれた性からトランスしての同性愛感覚は理解できたでしょうか?
人は見た目が9割ともいわれますが、トランスジェンダーの場合は、見た目や性的指向と人間性は別の見方をしてあげてください。


私は、58歳 ストレートアライです。

人間の性には三つの要素があります。

体の性(これは戸籍上の性と一致することが多い)、心の性、好きになる性です。この三つの組み合わせは人によってさまざまです。私の場合は戸籍上の性は男性、心の性は男性、好きになる性は女性です。ストレートの男性はこの組み合わせになります。体の性が男性、心の性も男性、好きになる性が男性の場合はゲイです。体の性が女性で、心の性も女性、好きになる性が女性の場合はレズビアンです。知人の方は、戸籍上の性(体の性)と心の性とが一致していないくて、戸籍上は男性ですが、心の性は女性ということですね。そして好きになる性は女性ということですね。ゲイやレズビアンのように心の性と好きになる性とが同じ場合もあるので、知人の方も心の性と好きになる性とが同じということですね。その場合はトランスレズビアンという言い方をします。

人間の性は三つの要素があると説明しましたが、実は「表現する性」というのもあり、それを含めて四つの要素で分類することもあります。ただ、ご質問された内容が「表現する性」がどうなのかは不明でしたから、三つの要素だけで説明しました。