私は中学2年生です。身体は女性ですが、心は男性です。今は、学校の制服のことで悩んでます。制服のことを学校の校長先生に話しました。「私は学ランが着たいです!」。と言った結果、校長先生は「あなたの人生を私は決めたくない」。「今は、じゃあ、こうしなさい。とは言えません」。と言われました。けど、私はセーラー服が着たくありません。皆さんは制服は、どのようにしてましたか?

(50代FTM)

こんにちは、自分は、学校の制服に関しては、我慢してました。ただ、自分におりあいをつけるため小さな抵抗はしてしまってました。
社会人になり、カミングアウトして、やっと、制服の男女差があるのは、おかしいのではといえる様になりました。
自分は、男女二つだけで、制服を作る事に違和感があります。どんな服を着たいかは、みんな、個人差があると思うからです小学校の様に私服にするとか、でも、ごもっともな、経済的な理由とかも起こりますよね、なんで、結局のところ自分は、誰も違和感の少ないたとえば、シャツとズボン、冬はジャケットとカーデガンとかに、なればいいとおもうのですが。
質問者様の行動力と決意の強さ気持ちは当事者としてたいへんよくわかります、ただ、文章からは、 校長先生の返事が、イエスなのか、ノーなのか、どっちでもいいのか分からないのと、なぜ、そういう答え方なのかも文章だけだとわからずすいません、なんか逆にうく事を心配してくれているのか、全て自己責任でなのか。

(20代)

学校側はセーラー服を着るように人生を決めてしまっていることに気がつけていないですね。しかし、頭ごなしに否定する訳ではなく、知らないことに慎重に対応する姿勢は見せてくれていると思います。これからは、相談者のセクシュアリティ、セクシュアルマイノリティ全般の理解をしてもらえるようにお願い出来るといいと思います。そのための協力が必要かもしれませんね。

制服を男子が着ている学ランに変更するだけでカミングアウトになってしまう可能性があり、ゾーンニング・アウティングについて十分に意識しないといけないことだと思います。

 

(50代ストレートアライ)

 アライの立場での返信になりますがご了承ください。私の学生の頃友達に短髪で(ほぼ坊主頭)で仕方なしにスカートの制服を着て、その下に体操服のジャージをはいているひとがいました。時代は昭和60年後半でしたので、その友達は最大にアピールしていたのでしょうね。恋愛相談(対象は女の子)もされた記憶がありますが、本当に今のように調べるツールがあるわけでも(もちろん携帯もない) LGBTsなどの知識がないのですが、私も話を聞いたり、普通に友達として接していたことを思い出しました。卒業後は、接点がなくなり風の便りで教員なられたようにきいています。

 

今回ご相談をくださった方は、とてもしっかり自分の意見をもっていて、学校に行動をおこして、このように勇気をもって投げ掛けてくださったことに感心しています。学校側の知識不足も感じます。
私の時代は、言いたくても言えなくて我慢を強いられていた時代でした。私は、支援者での体験をもとにしか言えないので参考にはならないとは思いますが、自由に制服や服装が選べる学校になって欲しいです。ひとつ気になったのがご家族には相談したのかな?とは思いました。

 

(30代トランスジェンダー)

 

相談のご連絡をありがとうございます。現在中学生ということで、校長先生に伝えた行動は大切なことだと思います。返ってきた答えが少し残念ですが、今すぐには対応できなくても考えてくれていることを願うばかりです。信頼出来る先生が他にもいたら、その先生に相談していくこともいいと思いますし、それでも何もしてもらえない場合は教育委員会に直接連絡してもいいかもです。
私がどうしていたかというと、土佐女子に通っていたのでそもそもスカートしかありませんでした。嫌で嫌で仕方なかったですが、今のようにLGBTQという言葉もない時代ですし情報もないので、スカート以外を選んではいけないものだと思い込んでいました。
ですが今は時代が違いますので、全国的にみても女子がズボンを選べる制服を取り入れているところは多くあります。高知県全体としてもそのような流れになってもらいたいです。

 

 相談者さん

ご連絡ありがとうございます。

 

平成27年(5年前)に、文部科学省(学校の取組の方向性を示す政府の機関)は、生徒本人がそうだと思っている(自認している)性別で学校生活を送ることができるよう、
制服等について配慮するよう、全国の学校にお知らせしています。
校長先生にそのお知らせを読んでいるかどうかを尋ねてみたり、市町村の教育委員会に相談することもいいかもしれません。

 

また、市町村や学校がわかり、相談者さんやその保護者が望むならば、県としても県立学校や市町村教育委員会に情報提供するなど、支援をさせていただくことができるみたいです。

 

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